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法政大学

組織が円滑にまわり、成果をあげるために
「人的資源」の活用・運用を考える

O.R
O.Rさん経営学部 経営戦略学科 3年
北海道 旭川南高等学校出身

人間関係を含め、組織の内部事情を読み解く

 経営学部の人的資源を主なテーマとするゼミナールに所属し、人的資源管理について学んでいます。この学問分野は、主に労働者などが持つ能力を、経営や生産のための資源のひとつとして組織運営に活用・運用するもの。例えば「コンティンジェンシー理論」は、組織の状況ととるべきリーダーシップの関連性を明らかにした考え方です。組織内の人間関係が良好だったり、逆に問題があったりする場合は「結果」を重視したリーダーシップにより業績がアップします。一方、人間関係が良くも悪くもどちらでもない場合は「人間関係」を重視したリーダーシップが効果的とされます。状況に応じて重視するものを変え、方針を決めるのです。

 ゼミでは、学んだ理論をもとに組織の人事的課題をディスカッションします。司会は、実在の企業を取り上げ、複雑に絡み合う内情から解決すべき人事的課題を探し出し、議論の目的や流れを組み立てていきます。扱うのは労働組合の問題や女性社員の割合が増えた場合の会社の対応、人種問題など。答えのない問いに対し多様な意見が飛び交い、毎回大きな学びがあります。

 経営学の知識はもちろん、こうした課題発見力や議論を組み立てる力は卒業後も活かせる実践的なスキルだと感じています。

この大学・学部を選んだ理由は?

ひとつのキャンパスで多彩な学科の授業を受けられるところ。実際に文系に限らず地理や数学の科目も履修しています。また、大学では専門家の教授のもとで教養を高めたいと考えていたので、教養科目の充実度も理由のひとつです。

部活・サークル活動をしている?

オープンキャンパス実行委員会の副代表として、ゼミで学んだ理論も応用しつつ組織運営に携わっています。オープンキャンパスは高校生の進路を左右する重要な機会。質の高い内容を提供できるよう力を入れて取り組んでいます。