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福井工業大学

工学部
原子力技術応用工学科 4年

K.Mさん

福井県立高志高等学校出身

原子力発電所の安全性を
高める仕事に携わりたい!

豊富な現場視察の経験が
卒業研究のテーマにもつながる

 高校卒業後、他大学の情報系学科に進んだのですが、アルバイト先で福井工業大学原子力技術応用工学科の学生と知り合ったことが、私にとって転機になりました。それまでは原子力に対して怖いイメージしかありませんでした。しかし、その学生から、産業や医療など身近な生活に幅広く役立てられていると教わり、もっと原子力について深く学びたいと考えるようになり、再受験を決意しました。

 原子力技術応用工学科のカリキュラムの魅力は、現場視察の機会が豊富なことです。私は1年次からカナダ研修に参加。原子力発電所や地層処分場などを視察するとともに、オンタリオ工科大学で日本とは異なる原子力発電方法の講義を受講しました。そのほか、岐阜県の瑞浪超深層研究所で地層処分の最先端の研究にも触れました。こうした経験を通して地層処分に興味を持ったことが、卒業研究のテーマにもつながっています。

 今、改めて感じているのは、エネルギー自給率の低い日本にとって、原子力の運用は不可欠だということ。もちろん、安全性への配慮が大前提になります。微力ながら私も、安全性向上に貢献したいと思い、卒業後は発電所の設備を審査する会社に就職を希望しています。高い専門性を持って仕事に従事するために、在学中に放射線取扱主任者の資格取得をめざすとともに、発電所の設備は外国製が主流で、取扱説明書が英語で記載されていることも多いので、英語の勉強にも力を入れています。

My Research Activity私の研究活動

日本では、原子力発電で使い終えた燃料を、放射能が十分に低くなるまで、深い安定した地層中に処分する方針を立てています。しかし、住民の反発もあって、地層処分場をどこに設置するかはまだ決まっていません。地層処分の実現を目指す「原子力発電環境整備機構(NUMO)」が実施している説明会において、地域の方々の不安を解消するためには、どのような説明方法が有効になるのかを考察すること。それが、私の卒業研究のテーマです。

カナダ研修では、地層処分で使用する容器をつくっている企業も視察しました。海外の先進的な取り組みに触れることができ、大いに刺激になりました。

福井工業大学

2023年度、新・経営情報学部がスタート

福井工業大学は、常に時代に合わせて、社会が求める大学像を追求し続けてきました。2023年度には新・経営情報学部がスタート。「工業大学」の枠を超えて、4学部8学科を擁する「工科系総合大学」へと進化を遂げ、工学から環境、スポーツ健康科学、そして経営情報まで、学びのフィールドが広がっています。

JAXAとの共同研究「ふくいPHOENIXハイパープロジェクト」

2020年度、福井工業大学で始動したのが「ふくいPHOENIXハイパープロジェクト」。JAXAとの共同研究を立ち上げ画期的な活動が展開されています。月周回軌道衛星との通信を可能とする高性能な口径13.5mのパラボナアンテナ、地球周回衛星との通信を可能とする口径3.9mのパラボナアンテナを新たに整備し、月探査用衛星地上局の開発と性能実証の共同研究が進められています。このような規模と性能を有する衛星地上局は大学・民間では国内唯一であり、この地上局を世界の宇宙開発および宇宙産業に貢献する人材育成の拠点とすることをめざします。

学部学科

■ 工学部:電気電子情報工学科/機械工学科/建築土木工学科/原子力技術応用工学科 ■ 環境学部:環境食品応用化学科/デザイン学科 ■ 経営情報学部:経営情報学科 ■ スポーツ健康科学部:スポーツ健康科学科

主な就職実績

東京電力ホールディングス、関西電力、日産自動車、大和ハウス工業、熊谷組、北陸電気工事、大同工業、UACJ 福井製造所、セーレン、クスリのアオキ、福井鋲螺、井上金庫製作所、日本電産テクノモータ、日本基礎技術、京セラ、太平電業、日本航空電子工業、古河AS、クリハラント、福井県自動車整備振興会、福井県庁、福井県教育委員会、岐阜県教育員会、滋賀県教育委員会、法務省(刑務官)、厚生労働省(食品衛生監視員)、福井県警察本部、神奈川県警察、能美市役所、黒部市役所、自衛隊 ほか

お問い合わせ先

〒910-8505 福井県福井市学園3-6-1
入試広報課 TEL:0120-291-780