神奈川大学 大学院
工学研究科 工学専攻 生命機能工学領域
博士前期課程 1年
T.Mさん
神奈川県 北鎌倉女子学園高等学校出身
神奈川大学 工学部 物質生命化学科※卒業
(※現・化学生命学部)
神奈川大学 大学院
工学研究科 工学専攻 生命機能工学領域
博士前期課程 1年
T.Mさん
神奈川県 北鎌倉女子学園高等学校出身
神奈川大学 工学部 物質生命化学科※卒業
(※現・化学生命学部)
私の研究の主な目的は、タンパク質やペプチドの「イソプレニル化修飾」を行う新しい酵素を見つけ出すことです。タンパク質やペプチドは、DNAからRNAへの転写、RNAからタンパク質への翻訳を通じて生合成されます。しかし、これだけでは不十分なことが多く、翻訳後に酵素の働きによってさまざまな形に“修飾”されることで初めて特定の機能を持つことがわかっています。
納豆のネバネバが身近な例のひとつです。ここでは、「ComXフェロモン」というペプチドフェロモンが「ポリ・γ-グルタミン酸」というネバネバ成分をつくる指令を出しているのですが、「ComXフェロモン」は翻訳後に酵素の働きによって修飾されることで生み出されています。この修飾こそが「イソプレニル化修飾」なのです。私は現在、「ComXフェロモン」以外のペプチドに対して「イソプレニル化修飾」を行う新規酵素を探し出し、その付与される機能を解明しています。
新たな酵素を探し出す研究は、学部時代から取り組んできました。そのなかで、将来的には生活に深く関わる香料や食品などの業界で研究者として活躍したいという思いが次第に強くなり、さらに知識を深める必要があると考えて大学院に進学することを決意しました。
大学院在学中の目標は、新規酵素に関する論文を発表することです。それによって、所属している研究室の研究を世の中に広めたいと考えています。
実験では主に、タンパク質をつくるためのDNA(プラスミド)を設計し、それを大腸菌に組み込むことで酵素を生合成させています。その後はHPLC分析などを通じ、求めていた修飾が機能しているかどうかを判断します。研究の魅力は、クリエイティブな発想を活かせるところ。どのような実験を行えば研究の目的を達成できるのか、結果と考察を繰り返し、先生に助言をいただきながら試行錯誤しています。期待通りではない結果も考察次第で次の実験に活きるので、日々前進していることを実感できる点が大きなやりがいになっています。
LED光源を用いてDNAやタンパク質を撮影するための装置
文系3学部と理工系5学部が集結する横浜キャンパス
神奈川大学は、文系・理工系11学部を擁し、全国から学生が集う横浜の総合大学です。2021年4月、みなとみらいキャンパスを開設。2023年4月には、理学部と工学部を改編し、横浜キャンパスに化学生命学部と情報学部を新設しました。これにより、文・理11学部すべてが横浜エリアに集結。最先端の装置が揃う研究棟やコンピュータ演習室、蔵書数150万冊以上の図書館をはじめ、快適な学修環境が整っています。
2024年度試験においては12月17日(日)に全国22会場で試験を実施する「給費生制度」(採用者には4年間で最大880万円給付)をはじめ、入学前に経済的支援を約束する「神奈川大学予約型奨学金」などの大学独自の給付型奨学金制度が充実。さらに、少人数教育や入学直後から始まるキャリア教育などで、一人ひとりの成長を全力でサポート。詳細は大学公式サイトをご確認ください。
■法学部:法律学科/自治行政学科 ■経済学部:経済学科/現代ビジネス学科 ■経営学部:国際経営学科 ■外国語学部:英語英文学科/スペイン語学科/中国語学科 ■国際日本学部:国際文化交流学科/日本文化学科/歴史民俗学科 ■人間科学部:人間科学科 ■理学部:理学科※(数学・物理・化学・生物・地球環境科学・総合理学コース) ■工学部:機械工学科/電気電子情報工学科/経営工学科/応用物理学科※ ■化学生命学部※:応用化学科※/生命機能学科※ ■情報学部※:計算機科学科※/システム数理学科※/先端情報領域プログラム※ ■建築学部:建築学科(建築学系・都市生活学系)
※2023年4月開設
厚生労働省、東京国税局、国土交通省、独立行政法人国立印刷局、神奈川県庁、神奈川県教育委員会、横浜市役所、横浜市教育委員会、特別区人事委員会、警視庁、東京消防庁、神奈川県警察本部、東日本旅客鉄道、京浜急行電鉄、みずほ証券、横浜銀行、清水建設、竹中工務店、大和ハウス工業、パナソニック、キヤノン、マツダ、スズキ、SUBARU ほか
〒221-8624 神奈川県横浜市神奈川区六角橋3-26-1
入試センター TEL:045-481-5857