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愛知工業大学

工学部 機械学科
機械創造工学専攻 4年

K.Yさん

愛知県立愛知総合工科高等学校出身

海の生き物の特徴を分析し
動きをロボットで再現する

人間の暮らしを支える
ロボットをつくりたい

 子どもの頃、人間の心と体を癒すために生み出されたケア・ロボットが活躍するアニメ映画を観て、「自分もあんなロボットをつくってみたい!」と考えるようになりました。高校では電子情報系の学科に進学し、プログラミングなどの基礎知識を修得。大学ではハード面の製作にも携わりたいと考えていたところ、愛知工業大学のオープンキャンパスで水中を動くロボットの展示を見学し、機械学科に進学することを決めました。

 私の研究テーマは、生体模倣技術を使用した海洋生物模倣型ロボットの開発です。わかりやすくいうと、水中や水辺に住む生き物の特徴や動きを機械で再現する研究ですね。国内で開催されるさまざまなコンペティションへの出場をめざし、ハードとソフト両面の設計から製作まで一貫して取り組んでいます。卒業制作にあたって、私は大好きなシロクマをモチーフに選びました。4足歩行をはじめとするシロクマの動きの特徴は、計算式だけでは表現できないこともあります。そのため、地道に試行錯誤を繰り返しながら完成に近づけていこうと考えています。

 研究に取り組むなかで、社会では多様なロボットが活躍していることを実感しました。現在は、世の中の人材不足を補っている産業用ロボットに魅力を感じています。「人々の暮らしを支えるロボットをつくる」という当初の思いを忘れず、卒業後は工場の自動化に貢献したいと思います。

My Research Activity私の研究活動

ロボットを制御するプログラミングはもちろんのこと、ロボット自体の構造も上のソフトウェアを用いて設計しています。各パーツの設計が完了すれば、それらをプリンターで出力し、実際に組み立てていきます。精密に計算したつもりが、現実では上手く噛み合わないということも多くありますが、頭の中で想像したものが実際に形づくられていくことがこの分野の面白さだと思います。受験生の皆さんにも、性別などに関わらず、自分の好きなことを自由に研究してほしいです。

研究室の課題で製作した水中用ロボット。海に生息するマンタを模倣しています

愛知工業大学

バンテリンドーム ナゴヤ(旧名称:ナゴヤドーム)
約14個分の広大な八草キャンパス

最先端施設を備えた拠点で、ものづくり人材を育成

1959年、工科系単科大学として誕生した愛知工業大学。現在では、工学部・経営学部・情報科学部の3学部7学科14専攻からなる「工科系総合大学」へと進化しました。開学以来、人と地球にやさしいエンジニアを育てる「創造と人間性」を教育モットーに、ものづくり産業の第一線で活躍できる人材を育成し、国内外の産業界に輩出してきました。2010年には名古屋市内の交通アクセスのいいエリアに「自由ヶ丘キャンパス」を開設。豊田市にある広大な八草キャンパスには、2016年に食堂棟「セントラルガーデン」、2017年には「バイオ環境化学実験棟」、そして2024年3月には情報科学部の新たな拠点として「14号館」が新設されるなど、充実の設備が次々に完成。学生の向学心を刺激する充実の学びの場を提供しています。

学部学科

【八草キャンパス】
■工学部:電気学科(電気工学専攻、電子情報工学専攻)/応用化学科(応用化学専攻、バイオ環境化学専攻)/機械学科(機械工学専攻、機械創造工学専攻)/社会基盤学科(土木工学専攻、都市デザイン専攻)/建築学科(建築学専攻、住居デザイン専攻) ■経営学部:経営学科(スポーツマネジメント専攻) ■情報科学部:情報科学科(コンピュータシステム専攻、メディア情報専攻)
【自由ヶ丘キャンパス】
■経営学部:経営学科(経営情報システム専攻)

主な就職実績(2024年3月卒業生実績)

アイシン、朝日インテック、イノアックコーポレーション、エサキホーム、NTTファシリティーズ、近畿日本鉄道、CTV MID ENJIN、清水建設、Sky、スズキ、SUBARU、積水ハウス、大成建設、大和ハウス工業、竹中工務店、中京エレクトロン、中電シーティーアイ、中部電力パワーグリッド、東亞合成、東海ソフト、東海旅客鉄道、豊田合成、トヨタ自動車、豊田自動織機、トヨタすまいるライフ、トヨタ紡織、名古屋鉄道、日本特殊陶業、バッファロー、三菱自動車工業、三菱電機、名工建設、矢作建設工業、ヤマハ発動機、愛知県庁、岐阜県庁、名古屋市役所、豊田市役所、豊橋市役所、浜松市役所 ほか

お問い合わせ先

〒470-0392 愛知県豊田市八草町八千草1247
入試広報課 TEL:0565-48-5011