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駒澤大学

医療健康科学部
診療放射線技術科学科 3年

M.Rさん

秋田県立横手高等学校出身

診療放射線技師として
放射線の正しい知識を伝えたい

X線の正確な検査が
がんの早期発見につながる

 出身の秋田県はがんの死亡率が全国ワーストで、子どもの頃からそうしたニュースがテレビでよく流れていました。がんの早期発見にはX線検査が大事な役割を果たすと知ったときに、得意科目である物理や化学の知識も活かせると思い、診療放射線技師を志しました。

 授業ではX線やCT、MRIといった機器の扱い方を学んだことが印象に残っています。学んだ知識が実習によって深まり、社会貢献につながるのだと実感できたときにやりがいを感じました。

 現在は、2011年の東日本大震災がもたらした福島原発事故による風評被害対策に関する研究に取り組んでいます。福島原発事故が起きた際には、その周辺の土地で育てられた農作物を控えようという動きが起きてしまい、信憑性の低いデマも流れました。放射線に関する専門的な知識を持つ診療放射線技師は、そうした混乱を防ぐために正しい情報を伝えていく必要があると思っています。私が取り組んでいる研究では、住民の心理的な不安を解消しながら放射線の影響を正確に伝える体制の整備について検討しています。大学院進学にも興味があるので、このテーマをさらに深く探究したいと思っています。

 将来は、診療放射線技師として放射線医療に貢献することを目標としています。また、現在の研究を活かし、放射線の正しい知識を伝える病院内外での活動にも積極的に取り組みたいです。

My Research Activity私の研究活動

診療放射線技師は、放射線医療の専門家としての役割を担うだけでなく、被災住民に寄り添った適切なリスクコミュニケーションを行うことが重要だと認識しています。現在は、所属する新井知大先生の研究室で、文学部心理学科の先生とも共同研究を行いながら、信頼性の高い情報提供と住民の安心を支える体制の構築をめざしています。授業では主に画像診断機器を用いた撮影方法や被ばく管理などについて学んでいます。引き続き、診療放射線技師国家資格の取得に向け、学業と研究の両立に励みたいと思います。

最先端の医療機器を使って、日々実習に取り組んでいます

駒澤大学

開校130周年記念棟「種月館」(3号館)

7学部17学科が集う緑豊かな世田谷のワンキャンパス

駒澤大学は7学部17学科を擁する総合大学です。ほとんどの授業が行われる世田谷区の駒沢キャンパスは、渋谷駅から電車と徒歩で20分。都会でありながらも緑豊かで広大なオリンピック公園に隣接し学修にも適した立地にあります。全学部の学生が4年間を同一キャンパス(ワンキャンパス)で学べる環境は、学部学科・学年の垣根を超えた交流が可能です。このような環境をとおし、多様な価値観に触れながら、より豊かな人間性を育む大学であるためにさらなる進化を続けています。

診療放射線技術科学科で「診療放射線技師」を育成

駒澤大学の医療健康科学部 診療放射線技術科学科では、「診療放射線技師」を育成するコースを用意しています。国家試験対策だけでなく、本格的な研究環境も整っています。学内には、医療機器メーカー「バリアン・メディカルシステムズ」と共同運用する本格的な放射線治療人材教育センターもあります。卒業生、全国の医療機関で診療放射線技師として活躍しています。

学部学科

■仏教学部:禅学科/仏教学科 ■文学部:国文学科/英米文学科/地理学科/歴史学科/社会学科/心理学科 ■経済学部:経済学科/商学科/現代応用経済学科 ■法学部:法律学科フレックスA・B/政治学科 ■経営学部:経営学科/市場戦略学科 ■医療健康科学部:診療放射線技術科学科 ■グローバル・メディア・スタディーズ学部:グローバル・メディア学科

主な就職実績(過去2年間)

国立病院機構、国立国際医療研究センター、地域医療機能推進機構(JCHO)、神奈川県立がんセンター、長野県立病院機構、東京大学医科学研究所附属病院、東京医科歯科大学病院、横浜市立大学附属病院、聖マリアンナ医科大学病院、東邦大学医療センター大森病院、武蔵野赤十字病院、関東労災病院、横浜労災病院 ほか

お問い合わせ先

〒154-8525 東京都世田谷区駒沢1-23-1
入学センター TEL:03-3418-9048