愛知工業大学 大学院
工学研究科 建設システム工学専攻
博士前期課程 2年
N.Nさん
愛知県立猿投農林高等学校出身
愛知工業大学 大学院
工学研究科 建設システム工学専攻
博士前期課程 2年
N.Nさん
愛知県立猿投農林高等学校出身
建設業界で働く父の姿に憧れ、自分も同じ道に進みたいと考えました。愛知工業大学を志望したのは、先輩たちが制作した模型や図面をオープンキャンパスで見て、建築分野を深く学べる環境が整っていると確信したからです。入学後は設計課題などを通じて建築の基礎を学びましたが、次第に建築を包括する“まち”へと関心が広がり、4年次には都市計画・まちづくりの研究室に所属することを決めました。
現在は大学院で、防災をテーマとしたフィールドワークに注力しています。私の研究対象である三重県尾鷲市は、大地震が発生した場合に甚大な津波の被害が予測されている地域です。また、高齢化が進んでいることもあり、事前の災害対策が切迫した課題となっています。私は何度も現地調査に足を運び、地域住民の方々が参加するワークショップを開催。避難経路を可視化したマップの制作や、避難時にリスクとなる場所を見つけるまち歩きなど、地域の人々と交流しながら研究に取り組んできました。当初は戸惑うことも多くありましたが、フィールドワークを基に考案した「防災まちづくり」のビジョンを自治体に提出するなど、研究の成果が具体化し始めていることに強いやりがいを覚えています。
こうした学びを軸に、周辺地域の特徴などを建物に落とし込み、住人や利用者の思いに寄り添うことのできる建築士になりたいと考えています。
学部時代の卒業研究では、愛知県常滑市を対象に、アートイベントをきっかけとした空き家の活用方法を模索しました。国際芸術祭の会場跡地を、地域で有効活用しようという試みです。大学院で取り組んでいる研究では、廃校の活用を検討しており、当時の知識や経験が大きく役に立っています。設計やデザイン、まちづくりは、明確な正解のない分野だと考えています。多様な人々の意見を取り入れながら、自分だけの答えを探求できるところが魅力ではないでしょうか。
水害が多い地域の古い建築を模型によって再現したもの
バンテリンドーム ナゴヤ(旧名称:ナゴヤドーム)
約14個分の広大な八草キャンパス
1959年、工科系単科大学として誕生した愛知工業大学。現在では、工学部・経営学部・情報科学部の3学部7学科14専攻からなる「工科系総合大学」へと進化しました。開学以来、人と地球にやさしいエンジニアを育てる「創造と人間性」を教育モットーに、ものづくり産業の第一線で活躍できる人材を育成し、国内外の産業界に輩出してきました。2010年には名古屋市内の交通アクセスのいいエリアに「自由ヶ丘キャンパス」を開設。豊田市にある広大な八草キャンパスには、2016年に食堂棟「セントラルガーデン」、2017年には「バイオ環境化学実験棟」、そして2024年3月には情報科学部の新たな拠点として「14号館」が新設されるなど、充実の設備が次々に完成。学生の向学心を刺激する充実の学びの場を提供しています。
【八草キャンパス】
■工学部:電気学科(電気工学専攻、電子情報工学専攻)/応用化学科(応用化学専攻、バイオ環境化学専攻)/機械学科(機械工学専攻、機械創造工学専攻)/社会基盤学科(土木工学専攻、都市デザイン専攻)/建築学科(建築学専攻、住居デザイン専攻) ■経営学部:経営学科(スポーツマネジメント専攻) ■情報科学部:情報科学科(コンピュータシステム専攻、メディア情報専攻)
【自由ヶ丘キャンパス】
■経営学部:経営学科(経営情報システム専攻)
アイシン、朝日インテック、イノアックコーポレーション、エサキホーム、NTTファシリティーズ、近畿日本鉄道、CTV MID ENJIN、清水建設、Sky、スズキ、SUBARU、積水ハウス、大成建設、大和ハウス工業、竹中工務店、中京エレクトロン、中電シーティーアイ、中部電力パワーグリッド、東亞合成、東海ソフト、東海旅客鉄道、豊田合成、トヨタ自動車、豊田自動織機、トヨタすまいるライフ、トヨタ紡織、名古屋鉄道、日本特殊陶業、バッファロー、三菱自動車工業、三菱電機、名工建設、矢作建設工業、ヤマハ発動機、愛知県庁、岐阜県庁、名古屋市役所、豊田市役所、豊橋市役所、浜松市役所 ほか
〒470-0392 愛知県豊田市八草町八千草1247
入試広報課 TEL:0565-48-5011