愛知工業大学
工学部 応用化学科
バイオ環境化学専攻 4年
O.Rさん
愛知県立高蔵寺高等学校出身
愛知工業大学
工学部 応用化学科
バイオ環境化学専攻 4年
O.Rさん
愛知県立高蔵寺高等学校出身
私が理系分野を志したのは、高校時代の物理の先生との出会いがきっかけでした。それまでは理系科目全般に苦手意識を抱いていましたが、わかりやすい言葉や図を用いて丁寧に教えていただき、その面白さに気づくことができたのです。物理を学ぶうちに生物や化学にも関心を持つようになり、大学では幅広い知識を横断して学ぶことのできる応用化学科を選択しました。
現在は「マイクロRNA」を用いた創薬研究に取り組んでいます。「マイクロRNA」とは、生物の遺伝子情報を司る核酸の一種です。細胞の増殖や遺伝子発現の制御といった機能を持ち、この一部が発現しないことによりがん細胞が形成されると認められています。そこで、マイクロRNAを用いてがん細胞の増殖を抑制し、次世代の根源的ながん治療に貢献することを目指しています。授業で学んだ知識であっても、自ら手を動かして実験してみると新しい発見があり、それがやりがいにつながっています。
卒業後は化学メーカーに就職し、品質保証の業務に携わる予定です。食品添加物や化粧品など、身近な製品を多く取り扱う企業なので、常に安全に対する意識を持って業務に従事し、高品質の維持に努めたいと考えています。大学での研究を通じて学んだことを少しでも社会で役立てられるように、毎日の実験一つひとつを大切にしながら、これからの研究に励んでいきます。
創薬研究の練習として、糖の構造を変換させて新たな化合物を生み出す実験に取り組みました。そこで学んだのは、すべての手順に意味があるということ。例えば、アルゴンガスを充満させたなかで化合物をつくる実験をした際、「なぜ通常の空気中ではいけないのでしょう?」と聞かれたことがあります。正解は「副生成物が発生するのを防ぐため」だったのですが、私はすぐに答えられませんでした。そうした経験を通じて、目的をしっかりと考えながら実験する姿勢が身についたと感じています。
研究用ノートとつくった化合物。実験の内容や結果は詳細に記録しています
バンテリンドーム ナゴヤ(旧名称:ナゴヤドーム)
約14個分の広大な八草キャンパス
1959年、工科系単科大学として誕生した愛知工業大学。現在では、工学部・経営学部・情報科学部の3学部7学科14専攻からなる「工科系総合大学」へと進化しました。開学以来、人と地球にやさしいエンジニアを育てる「創造と人間性」を教育モットーに、ものづくり産業の第一線で活躍できる人材を育成し、国内外の産業界に輩出してきました。2010年には名古屋市内の交通アクセスのいいエリアに「自由ヶ丘キャンパス」を開設。豊田市にある広大な八草キャンパスには、2016年に食堂棟「セントラルガーデン」、2017年には「バイオ環境化学実験棟」、そして2024年3月には情報科学部の新たな拠点として「14号館」が新設されるなど、充実の設備が次々に完成。学生の向学心を刺激する充実の学びの場を提供しています。
【八草キャンパス】
■工学部:電気学科(電気工学専攻、電子情報工学専攻)/応用化学科(応用化学専攻、バイオ環境化学専攻)/機械学科(機械工学専攻、機械創造工学専攻)/社会基盤学科(土木工学専攻、都市デザイン専攻)/建築学科(建築学専攻、住居デザイン専攻) ■経営学部:経営学科(スポーツマネジメント専攻) ■情報科学部:情報科学科(コンピュータシステム専攻、メディア情報専攻)
【自由ヶ丘キャンパス】
■経営学部:経営学科(経営情報システム専攻)
アイシン、朝日インテック、イノアックコーポレーション、エサキホーム、NTTファシリティーズ、近畿日本鉄道、CTV MID ENJIN、清水建設、Sky、スズキ、SUBARU、積水ハウス、大成建設、大和ハウス工業、竹中工務店、中京エレクトロン、中電シーティーアイ、中部電力パワーグリッド、東亞合成、東海ソフト、東海旅客鉄道、豊田合成、トヨタ自動車、豊田自動織機、トヨタすまいるライフ、トヨタ紡織、名古屋鉄道、日本特殊陶業、バッファロー、三菱自動車工業、三菱電機、名工建設、矢作建設工業、ヤマハ発動機、愛知県庁、岐阜県庁、名古屋市役所、豊田市役所、豊橋市役所、浜松市役所 ほか
〒470-0392 愛知県豊田市八草町八千草1247
入試広報課 TEL:0565-48-5011